箱根宮ノ下【富士屋ホテル】に宿泊しました

2020年11月30日

FUJIYA HOTEL MUSEUM

1878年創業の箱根宮ノ下【富士屋ホテル】。日本を代表するクラシックホテルです。
今回は自身の研究と調査、そしてNPO活動の一環、視察研修も兼ねて訪問しました。
2年に及ぶ全面改装を経て2020年7月15日にグランドオープンしたばかりの新生・富士屋ホテル。2020東京オリンピック・パラリンピック前の開業をめざしていたのでしょう、あいにく新型コロナウイルスの感染拡大でオリンピックは開催延期となりましたが、Go Toトラベルの影響もあってか、多くの方がお泊りになられていました。

今回の耐震改修工事を経て、今世紀、そして次の世紀と幾久しく、日本のホテル史にその名を轟かせ続けることでしょう。 改修工事の様子や匠の技、ホテルの歴史や貴重な史料等は、館内の【FUJIYA HOTEL MUSEUM】でご覧になることができます。

たくさんの画像でお届けします。

【FUJIYA HOTEL MUSEUM】@箱根・宮ノ下 富士屋ホテル

建造物はもちろん、廊下やロビーに至るすべてがミュージアムを感じさせますが、富士屋ホテルには今回のリニューアルを記念して、新たに【FUJIYA HOTEL MUSEUM】が設けられました。かつての富士屋ホテル史料展示室が、さらにパワーアップ。

このミュージアムで多くの時間を過ごしました。
将来、ホテル就職を希望される学生にも、ぜひ見せてあげたい内容です。
ご宿泊者が自由に見学できます。営業時間は、7:00~21:00。無料です。

手書きのレシピ集やレジスターブックなど、貴重な史料が豊富に展示されています。

メインダイニングルーム・ザ・フジヤ

箱根・宮ノ下の富士屋ホテルを象徴するレストランとしてその名を轟かせるフレンチレストランです。
和洋折衷な建造物の壮大さ、欄間などにみられる匠の技もさることながら、このレストランの天井絵が見事なことでも知られています。日本アルプスの高山植物636種が描かれているのだそうで、高さ6メートルの折り上げ格天井というのだそう。 その改修工事の様子は、FUJIYA HOTEL MUSEUMでも動画で見ることができます。

ドレスコードがあるレストランです。
とはいえ、スタッフの皆さんは笑顔が明るく親切で、これが最上のサービスと感じました。外資系ホテルにはない、温かみを感じます。
大倉陶園と一目でわかる、ディナープレート。 今日のメニューがお迎えしてくれました。

私が心に残ったのは、栗のスープです。 この季節限定なのでしょう。栗がほどよい触感で、甘いけれど深みとコクがあるスープです。

滞在者の心を掴むサービス。
至福とはこういうことをさすのでしょう。

メインダイニングでは、朝食もいただきました。
この日、私が選んだのは、洋朝食で「ペストリーブレックファスト フジヤ」

フレンチトースト富士屋風、パンケーキ、ホットケーキがワンプレートで。
前夜の夕食もさることながら、朝の満足度も200%でした。

富士屋ホテルの価値ある施設

たくさん撮影したので、箱根宮ノ下【富士屋ホテル】の一部になりますが、お届けさせていただきます。

こちらが本館外観です。
宿泊は、スパやラウンジのあるフォレスト・ウイングに。
敷地内には、旧御用邸 菊華荘、西洋館、花御殿と、どれも絵になる建造物群です。

【バー・ヴィクトリア】 食堂棟の地下1階、ホテルショップの向かいにある落ち着いた雰囲気のバーです。

フロント階には、広々としたラウンジが。

フォレスト・ウイングは、本館からは少し離れていますが、スパ(大浴場)や宿泊者専用ラウンジがあり、便利でした。

気になったのは、ぼんぼり型のランプシェード。

久しぶりに箱根登山電車にも乗りました。
箱根湯本で乗り換えて、宮ノ下駅で下車。徒歩6~7分程度でホテルです。
バスの便もよく、復路は箱根駅伝のあの道を、ひたすらバスに揺られて麓へと降りました。