海外視察【インドネシア・ビンタン島】レトロな木製ピアノが奏でる空間

2023年8月

[ ビンタン島訪問:2023年7月 ]

モダンなラウンジの中央ステージに、ひっそりと置かれた1台の古いピアノ。一見するとその存在に気づかずに通り過ぎてしまいそうですが、実は1940年代に製造された木製ピアノで素晴らしいヴィンテージ感が漂っています。これほど貴重な楽器を柵で囲うことなくさりげなく設置しているのは、現在でもピアノのライブ演奏に利用されており、さらには誰でも自由にステージに上って鍵盤を弾くことができるのです。

その名前を冠した「ピアノラウンジ」ではピアノを囲むようにテーブルが配置されており、オールデイダイニングのインドネシア料理やインターナショナル料理をアラカルトでお楽しみいただけます。日中は天井までの大きな窓から差し込む自然光が、ラウンジを明るく照らして清々しい雰囲気に!。

朝食もこの「ピアノラウンジ」で提供されます。日によって、朝食の提供方法が異なり、この日は前菜やデザートなどがビュッフェ形式で、メインディッシュはアラカルトメニューから選ぶスタイルでした。

ラウンジ内では懐かしい映画音楽のピアノ演奏(CD)が流れていて、ビーチを目の前にした微風が心地よく、都会との喧騒とは無縁のリゾートらしいのんびりとした時間を過ごすことができます。

夜になると、ブルーを基調に構成された店内は洗練された大人の雰囲気に包まれます。

レトロな音色が響き渡るピアノの存在感がステージ上で一層際立ち、往年の音色を懐かしむかのように、まるで誰かが演奏してくれるのを待ち焦がれているかのようでした。